JREC-INが最高に大事
JREC-INとはなにか
JREC-INとはシンクタンクや大学教員など研究者向けに特化した求人サイトである。普通、新卒の場合はリクナビなどのサイトや大学の求人情報から応募することになるだろう。
しかし、大学に勤めたい場合はこのようなサイトは使わない。
ほぼJREC-IN一択である。私の周りの仲間たちは全員このサイトを使用して転職・入職している。
JREC-INの使い方
このサイトはとても使いやすく、「職種」、「勤務地」、「研究分野」、「キーワード」から検索をすることができる。
「職種」、「勤務地」はあなたが希望するものがあればそのとおりに検索して探すのがいいだろう。
このサイトをご覧なっているということは、大学教員になっていないのだろうからあまりあれこれと条件を付けない方がなりやすいだろう。
「勤務地」についてこだわりたい方は多いかもしれない。
ただし、私の経験では初めから自分の望む都道府県、もしくはエリアに就職できた人は一人しかいない。
その一人とは優秀なうえに、運も良かった。
若くして教授までになっている。
これは例外だと思う。
この一人以外は、全員「望んだ地域ではない場所」からスタートしている。
もし、あなたが勤務地優先ではない方であれば地域は選ばない方がいい。
私の個人的経験のみになってしまうが、地域にこだわった人を2名知っているが、2人とも大学教員になることはできず、他の仕事に就いた。
あなたの人生の優先度が何をふまえながら判断していただけると幸いである。
JREC-INの「研究分野」や「キーワード」は注意が必要
JREC-INを使うとわかるのだが、自分が希望している「研究分野」ど真ん中の応募は少ないはずである。
なんせ、分野の専門家は大学に一人いれば十分なので、退職しない限りは募集がかかることはない。
だから「応募しない」となってはいつまでたっても応募することができない。
「本当に研究したい学部・学科は転職のときに応募する」という覚悟が必要である。
例えばあなたが「中世日本史」の研究者だとする。
この場合、「史学部日本史学科」(仮)のようなところに応募するのが本線だろう。
しかし、本線ではない「史学部世界史学科」に応募することも必要である。
このように間口を広げて考えることが必要である。
次回は、応募サイトの任期あり、なしについて紹介する。