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学会で発表準備やコツ、失敗しない方法

自信がなくても絶対に学会発表しよう!

今回は、学会発表について紹介しようと思う。

目次

何故学会発表が必要なのか?

修士論文の内容を必ず学会発表をするというルールはない。

もしかしたら学位授与の要件に規定されている大学もあるかもしれないが、修士の段階では少数だと思われる。

規定があろうとなかろうと学会発表はした方がよい。

理由は、

顔を知ってもらう

研究を知ってもらう

という2点だ。

顔を知ってもらう

そもそもこのサイトでは大学教員になるための一環として修士論文の書き方を取り上げている。

どんな人と働きたいかというと知らない人より、知っている人の方が安心というのは感覚的に理解できると思う。

顔を知っているから就職しやすいことには直結しないが、大学教員は狭き門なのでできることはやっておいた方がいいと思う。

 

研究を知ってもらう

論文は先行研究を調べたり、研究の結果をみることによって、だんだんと書きたいことがずれてくる。これは当たり前なので問題ない。

しかし、当初の予定とずれてくると、当然考察もずれてくることになり、途中から何を書きたかったかわからなくなることが多々ある。

そんな時は、同期とのディスカッションや教員との対話が有効であり、積極的に行うことが望ましい。

経験上、ひとりで考え込んでもよくない。むしろひとりで考え込むと悪化することが多いように思う。

発表内容を決める

発表することを決めたら発表内容を考える必要がある。

ある程度修士論文が書きあがると、いくつか発表できる内容ができあがるだろう。

どれにしようか迷ったら、一番自信がある内容がいいだろう。

初めての学会発表は多分緊張する。

緊張を和らげるためには自信があることを発表するのが良い。

もしかしたら、発表後個別に声をかけてもらえるかもしれない。

自分の研究に興味を持ってもらえることは嬉しいものだ。

発表する学会を決める

これは意外に重要なことである。

修士の内容と関連する学会ならどこでもいいのでは?と思ったら大間違いだ。

穏やかな学会やバチバチの学会など様々な学会がある。

慣れていなければ絶対に穏やかな学会で発表するべきだ。

間違ってバチバチの学会で発表しようものなら質疑応答でボコボコにされ、戦意喪失してしまう可能性がある。

そんな悲劇を避けるためにも穏やかな学会での発表が賢明である。

どうやって見分けるかは簡単だ。

自分が発表したい学会に聴講に行けばよい。そこで大体の雰囲気がわかるはずである。

質疑応答に備えよう

これは質問されそうな内容を想定することではない。

どんな質問がきても怯まない、焦らないように心がけるということだ。

質疑応答では予期せぬ質問がくる。

専門分野が違う先生が聞けば思わぬ質問となるのはよくあることだ。

何を質問されているかわからない場合、焦ってしまいやすい。

そのため、焦らず

「もう一度、よろしいでしょうか」

と聞く準備をしておくといいだろう。

この一言を言えば、大抵端的に聞きたいことを質問してくれる。

端的に聞いてくれれば、答えられる質問か、全くわからない質問か判断できるだろう。

もし、質問内容に答えることができなくても大丈夫だ。

「その点に関しては調査できていません」

「そういった視点では調査していませんでした」

など、素直にできていないことを伝えよう。

ダメなのは取り繕おうとして、よくわからないことや質問されてないことをダラダラと答えることだ。

質問者はほとんど修士の学生だとわかって質問している。そこまで厳しいツッコミはしてこないはずだ。

謙虚さと素直さが大切なのである。

きっと学会発表すると新しい視点がいっぱいある。

他の発表者の研究を聞くことによって、

「これはすごい!」

「こんな研究意味あるのか・・・」

「自分と同じくらいの年の人はこんな感じなのか」

とか、色々な気付きがある。

学会発表は100利あって1害なしだ。

是非学会発表してみよう。

学会発表が終わったらいよいよ直接大学教員の採用にかかわる論文投稿である。

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